サンパウロへ飛行機で来る際、ほとんどの人が「グアルーリョス国際空港」へ到着すると思います。
今回の記事では、実際に空港から無料シャトルバスと電車(地下鉄・メトロ)を乗り継いでサンパウロ市内のサンタナまで移動した筆者の体験談を元に、空港から市内に出る方法を紹介します。
空港から市内に出る方法は、「バス・電車・ラジオタクシー・Uber・エアポートバス」がありますが、特に電車を利用したい人向けに書いていきますので参考にして下さい。
また、電車以外の移動方法にも触れていきますので気になる人は目次から飛ぶと確認できます。
Contents
サンパウロの空港から電車で市内に出る方法
まずは、余計な説明はせずにシンプルに空港から電車に乗って市内に出る方法を順を追って紹介しますので参考にしてください。
①無料シャトルバスで空港駅まで出る
まずは、空港から最寄り駅(Aeroporto-Guaruihos駅)までの無料シャトルバスに乗るようにしましょう。
場所は、ターミナル2から出て左手に5分ほど歩いた先になります。
ここに到着するまでに、いくつかのバスストップ(標識)がありますが写真の通り「Trem-CPTM」と書かれたバスストップで待つようにしましょう。
バスストップの標識には、行き先が書いていますがポルトガル語で少し分かりにくいので絵などを参考にするとよいかもしれません。
ちなみに、CPTMとはサンパウロ都市圏鉄道会社のことで「サンパウロ市内の鉄道」のことだと覚えておきましょう。
②駅の路線図を確認
無料シャトルバスに乗ると、大体10分〜15分程で「Aeroporto-Guaruihos駅(空港駅)」に到着します。
ここまでくれば、あとは電車に乗るだけと言いたいところですが”ポルトガル語”しか通じないブラジルです。
入口にある路線図をしっかりと確認してから動くようにしてください。
現在地は⑬と書かれた緑のラインの一番上(右上)になります。サンパウロ鉄道(CPTM)は①〜⑥までの地下鉄(メトロ)と⑦〜⑬までのモノレール?沿線を走る電車で出来ています。
いくつかのハブとなるターミナル駅が存在していて、自分の目的地となる駅が何番の線にあるかを確認し、その線に行くためにはどこで乗り換えるかを確認しましょう。
空港から行く場合は、ほとんどの人がLuz駅(ルス)での乗り換えになると思われます。
③チケット購入
駅の入口にある路線図を把握(写真を撮りましょう)したら、エスカレーターを登ります。
登ると左手にチケットオフィスがあるので、そこで行先を伝えるとチケットを発行してくれます。
おそらく、大体が4R$〜6R$くらいになるはずです。(すいません、金額の仕組みがイマイチ分かりませんが、どこにいっても大体5R$前後で収まってます。)
ちなみに、空港職員も鉄道職員もほとんどの人が英語を話せません。簡単な英語(数字)もわからないと思っておいたほうが良いです。
筆者は行き先を窓口で伝えるだけでもとても苦労しました。アルファベットは同じでも発音が違ったりもしますので…
可能であれば、事前に翻訳アプリを使ってポルトガル語で行き先を伝える画面をスクショしておいたり、簡単なポルトガル語を勉強しておくと良いでしょう。
④電車に乗ってハブ駅まで行く
「Aeroporto-Guaruihos駅(空港駅)」は乗り場は駅に入って右側のプラットフォームしかありません。
正確には左側にもプラットフォームはあるのですが、終点の駅ですので一方方向でしか動いてないのです。
プラットフォームまで登ったら、Luz駅まで行く電車を待って乗るようにしてください。
ちなみに、⑬番線の電車の発着地でもあるためLuz駅にいかない電車に乗らないように注意しましょう。
筆者は、目の前にいる老夫婦に話しかけて間違えずに乗ることが出来ました。ポルトガル語は全く分かりませんが、路線図を見せながら行きたい駅を指させば現地の人は優しいの教えてくれるはずです。
ちなみに、電車に乗ってからLuz駅までは良くわからない10分程の停車もあり30分ほど掛かりました。
⑤乗り換えて目的の駅まで
電車に乗ってしまえば後は日本の電車と乗り換え方法はほとんど変わりません。
Luz駅は大きなハブターミナルですので、多くの人が乗り降りします。道の流れに沿って行くと踊り場的なところにでますので上ある案内板を見ながら「自分が乗るべき線の番号」の方に向かって歩いていけば大丈夫。
沿線は基本的に始発地点と終点を結んだ一本の線になっており、その中にハブ駅が存在して他の駅に乗り換えるようなシンプルな形になっています。
電車内に乗っている路線に連結している他の沿線の路線図も合わせて表示されているので、迷うことはないでしょう。
後は、上りか下りを目的地を確認しながら間違えなければサンパウロ市内の行きたい駅まで出ることが出来ます。
ちなみに、筆者は地下鉄(メトロ)の青い線Line1のSantana駅に宿を取っていたので自力でそこまでいきました。
空港からサンパウロ市内に出る他の方法
個人的には電車が一番安価で分かりやすい方法かなと思っています。
しかし、時間や手間が掛かるのも事実で下記で参考する方法から自分に合った方法を選ぶようにしてください。
タクシーでの移動
お金は少々かかりますが、タクシーで移動するのが目的地までピンポイントで移動できるので楽でしょう。
①ラジオタクシー (値段:130R$程度)
白い車体に青いラインが入った登録制のエアポートタクシーです。どのターミナルから出ても沢山並んでいて捕まえるのに苦労をしないでしょう。登録制で安心ですし市内まで1時間弱で到着です。値段が少々お高めです。
②Uberタクシー (値段:50R$〜70R$程度)
世界一周旅行者や単発の旅人でもUberを使う予定の人は多いハズ。サンパウロでもUberは使えるので安心です。ラジオタクシーよりも安いですし、カード決済もできるのでタクシーを呼ぶのであればこっちのほうが良いでしょう。
エアポートバスでの移動
空港からは各市内の各所を結ぶ形で、エアポートバスがでています。
事前にカウンターでのチケット購入が必要ですが、そのエリアまで行くことが分かったバスに乗れるので安心です。
値段:45.5R$ 行き先はこちらで確認
乗り場はターミナル(3以外)出口を出た付近に位置しています。待機しているスタッフに確認し行き先を伝えるとチケットを買えるはずです。(英語はほぼ話せないと思っていおいたほうが良い)
市バスでメトロTatuape駅まで行く
市バスに乗ってハブ駅である地下鉄(メトロ)Tatuapeまで行く方法もあります。
値段:5.57R$
ターミナル2から出て車道を渡っところから乗れます。比較的安価で羽生駅となるTatuape駅まで移動できるのでおすすめです。Tatuape駅はLine③⑫⑪のハブ駅となっていてLuzまでも僅か4駅です。電車への乗り換えを考えても12R$程で済むのでおすすめです。
お金と手間を考えて判断
このように、サンパウロ(グアルーリョス国際空港)から市内に出る方法はいくつかあります。
一番お金を掛けずに移動するのであれば、無料シャトルバスに乗って空港駅まで行くことですが手間をかけたくないのであればUberがおすすめです。
自分自身の手間とお金と相談しながら選択するようにしてください。
ちなみに、前回の記事でも書いたようにグアルーリョス国際空港ではSIMカードが高く契約しない人も多いと思いますので、Uber以外の移動方法を事前に把握しておくこともとても大切です。
ぜひ今回の記事を参考にしてください。