アフリカ旅の中でも【凶悪都市】として名高い、南アフリカ「ケープ・タウン」と「ヨハネスブルグ」。
バス移動おすすめNo1は「intercape bus」(インターケープ)。(危険を最大に回避して移動するのであれば「飛行機移動」がおすすめNo1)
「intercape bus」は「オンライン予約が簡単で確実」そして「車両も充実していて比較的快適」な旅ができます。
とは言っても、ケープ・タウンからヨハネスブルグの移動は危険も伴いますので、実際にスマホ強盗にあってしまった筆者の体験談とともに注意点と移動方法を紹介します。
バスならインターケープがおすすめな理由とチケット購入方法
「intercape bus」(インターケープ)での移動がおすすめの理由は「移動エリアが広範囲に網羅されている安心の実績」にあります。
そして、「オンライン決済が簡単」も超カンタン&早いで安心感半端ないです。
- 運営会社が大きくて安心
- 広範囲に移動エリアが跨っている
- 毎日運行している(エリアに寄って違う場合あり)
- オンライン決済でチケット購入可能
- オンライン決済が分かりやすくてカンタン&超早い
- 主要駅やバスターミナルでの発着
「アフリカエリアの中で最もしっかりした会社が運営している」しているのが、インターケープバスです。
運営エリアは「ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、マラウイ、モザンビーク、ザンビア」とアフリカ南部にまたがっており「アフリカ最大のバス会社」になります。
実際にアフリカ旅を広範囲で行っている旅人であれば、バス会社に対する「不安感」を感じたことがあるはずです。
実際に筆者もエジプトから南アフリカまで南下する過程で、現地のバス会社を利用して長距離移動してきましたが、予約の簡単さバスの快適さはインターケープが群を抜いているイメージでした。
オンライン予約でチケット事前購入
まず、「intercape bus」の最大のおすすめは「オンライン(ネット予約)」が超絶簡単&めっちゃ早いという点です。
どれくらい早いかというと、下記の手順で僅か5分もあれば完了。(慣れれば2分でもいける)是非参考にして下さい。
①出発地・目的地・日付 ※試しに「ケープ・タウン→ヨハネスブルグ(2024年5月22日)」で検索
②時間帯とチケットタイプを選択
出発時間と到着時間(日付)を確認して選択しましょう。ケープ・タウン-ヨハネエスブルグ間は約20時間掛かります。なるべく出発も到着も日が出ている時間を選択するようにしてください。
右側の欄で選択できる金額が3つあるのは、「予約変更の許容性の違い」になります。バスのグレードは同じ時間であれば相違はありません。
長時間移動であれば、「SleepLiner」がフルフラット近い形で座席を倒せて、座席指定になるのでおすすめです。
筆者はここに乗っている全てのグレードに乗ったことがありますが、「BIGSKY」が値段通り一番快適性に掛けていて自由席でした。(とは、言ってもこれまでのタンザニアとかケニアとかのアフリカ旅のバスに比べたら雲泥の差で良いけど…)
自分の懐事情で選択するようにしましょう。
③購入者情報の入力
最初に支払い情報の確認がありますので、赤枠の「eBucks and/or CREDIT CARD」を選択。(クレカ払いになります)
順番に入れていきますが、「メールアドレス」と「名前」は間違えないようにしましょう!
メールアドレス→電子チケットが届きます
名前→チェックイン時にパスポートと照合されます
「「電話番号は日本の番号でもいけます」※同意チェック外れていると先に進みませんので注意。
④クレジットカード情報入力
クレジットカードはVISA/MasteCardになります。
ちなみに筆者は楽天しか持っていなかったため、弾かれてしまいました。(楽天はセキュリティが強すぎてネット決済めっちゃ弾かれる…)
EPOSカードなど海外セキュリティに余裕があるカードで決済するようにしましょう。
決済が終われば、予約が完了で登録のメールアドレスに次のようなチケットが届きます。
あとは窓口行ってこちらを提示すれば大丈夫です。駅はこちらになります!
バスがしっかりしていて安心感半端ない
アフリカ旅を経験したことがある人であればわかると思いますが、北部から中部くらいにかけてのアフリカのバス移動はバスのボロさがなかなか体に応えますよね…
座った時に膝が前の座席に当たる状態で10時間超えというのも珍しくありません。
しかし、インターケープはさすがアフリカ南部にまたがるバスということで、基本的に安価なバスでもがっしりしています。(写真を見てください。めちゃ重厚)
何ががっしりしているかというと、座席が重厚。(アフリカ北部のバスはマイクロバスレベルで人が多くムンムンとしていて快適とはかけ離れています)
一方で、intercapeは冷房ガンガンでめちゃめちゃ寒いので、防寒対策だけはしっかりとしていきましょう。
バスの乗り方を紹介
バスの乗り方は至ってカンタンというより、特別なことはありません。
下記の手順で行なってスムーズにバスに乗りましょう。
①発着場所のインターケープオフィスに行く(30分前までに)
②オフィス受付でオンラインチケット提示して紙のチケットを発行してもらう。(しっかりとしたチケットの場合もあればレシートにバス番号が書かれるだけのこともあり。)
③チケットのシートナンバー確認。(BIGSKYは自由席なのでシートナンバーはありません)
④バスが来たら乗り込むだけ。(バス内はとても寒いので防寒対策していきましょう。なぜかBIGSKYはめっちゃ暑かったです。)
それでは、次に実際に筆者がケープ・タウンからヨハネスブルグに行った際の写真を添えて乗り場等紹介知ていきます。
ケープ・タウンのバス乗り場
◯ケープ・タウン
「〇〇(都市名) ケープ・タウン」で検索を掛けると大体GoogleMAP上で表示されるので、確認してください。
ちなみに、ケープ・タウンのインターケープオフィスは添付のGoogleMAPの一になります。
大きなバスターミナル内に「インターケープ」のオフィスが入っています。
他にも数社バス会社が入っていて現地で直接チケットも購入可能ですが、到着するバスを見ている感じインターケープのバスが一番しっかりしていたように思います。※その分金額がお得かもしれません。筆者はは金額を聞いていないのでぜひ確認してみたださい。
また、ケープ・タウンのバスターミナル付近の道は「危険」ですので注意して歩くようにしましょう。後述しますが筆者はここでスマホをスられてしまい「楽しみにしていたレソト行きが中止」になってしまいました。
基本はUberで目の前まで行くようにしてください。
ヨハネスブルグのバス乗り場はここ
◯ヨハネスブルグ
参考までに到着するヨハネスブルグのバスターミナルのGoogleMAPも添付しておきます。ヨハネスブルグからケープ・タウンへバスで向かうときはこちらから乗ることになるでしょう。
ヨハネスブルグのバスターミナルはケープ・タウンよりも大きいように感じました。
ヨハネスブルグUberタクシー乗り場
ヨハネスブルグについたら、すぐにUberタクシーを呼んで目的地まで移動しましょう。
ケープ・タウン以上に警官が立っていますが、その分このエリアは危険だということです。肌感的にも不穏な感じを感じました。
ちなみに、Uberタクシーの乗り場はバスターミナルから出て歩いて5分ほどのところですので、行く前に把握しておいてください。※下記GoogleMAPのポイントになります。
ヨハネスブルグのバスターミナルは広くて、その敷地周りはローカルバスの発着場所になっていたりとイマイチどこで待てばUberタクシーを待てばよいかわかりません。
しかも、筆者の場合Uberを呼んだら自動的に上記GoogleMAPのポイントへドライバーから変更されました。行ってみるとそこでたくさんのドライバーが待っていました。
Uberのマップだと分かりづらいので事前にストリートビューなどで確認しておくことをおすすめします。外でウロウロスマホでMAPを見るのは危険なのと、勝手に道案内を始めてチップ要求してくる自称スタッフがたくさんいるので注意が必要です。
ちなみにストーと名は「Smit St」になります。
移動時間は20時間!夜中着は避ける
ケープ・タウン-ヨハネスブルグ間の移動時間は20時間になります。
筆者が利用したときは、「ケープ・タウン@10:30出発」→「ヨハネスブルグ@5:50到着」でした。
5:50分はまだ陽が登っておらず、外は暗かったのですが早く宿に移動したくてUberを呼んだところ薄暗い危険な中を歩いて上記のタクシー乗り場まで行くことになり怖い思いをしました。
早朝の場合は数時間待てば陽が登りますが、夜中に着く場合はバスターミナル内もそこまで安全な雰囲気はないので注意が必要です。
なるべく夜中着の便は避けて、日中に到着する便を選ぶようにしましょう。具体的な時間でいうと18時以降に到着する便は、あまりおすすめしません。
ケープ・タウンからヨハネスバス移動注意点
それからここからは、筆者の恐怖体験を元にバス移動(バス停に行くまで)の注意点を紹介していきます。
バスに無事に乗ってしまえば安心ですので、筆者のようなことが起こらないように「あほなやつだー」と笑いながら確認していただけたら幸いです。
バス停までの移動は絶対にUberを呼んで移動しましょう。筆者は僅か10分だからとUberを呼ばなかったことでスマホ被害に遭ってしまいました。
【凶悪①】ケープ・タウンバス乗り場でスマホ強盗体験談
筆者が最初に体験した【凶悪体験】はスマホ強盗です。
実は、ケープ・タウンからヨハネスブルグに移動する前に、インターケープのバスで「ケープ・タウン-ブルームフォンテーン」に移動して「レソト王国」という国に行く予定でした。
当日、上述したケープ・タウンのインターケープオフィスに向かっているところバスターミナル前の一本道で急に物売り風の浮浪者が「筆者の後ろを足早」で追いかけてきますした。
初めは、浮浪者がリュックサックを持ちながら走ってきていたので「物売りかな?」と思っていたのですが、徐々に後ろにいる浮浪者の人数が増え、フィジカルが接近してきます。
「おかしい?」と思うと同時に、恐怖感で足早で逃げたのですが浮浪者たちも筆者に合わせてスピードを上げてくるのです。
やがて、追従が止まったと思って振り返ると彼らの姿はなく右ポケットに入っていたiPhoneがなくなっていました。
驚くべきことに、着けていたスマホ紐はそのままで「どうやって盗ったのか?」正直不可解ですが、それほど彼らのスキルが卓越しているということでしょう。
筆者はバスターミナル前の危険な一本道に入る前に、GoogleMAPでバスターミナルの位置を確認していたので、その時に彼らの目を着けられたのかなと思っています。
結局、警察に行ったりiPhoneのデータを消去したりと時間が掛かりレソトにはいけなくなりました。
Uberで目の前まで行っていればこんなことにならなかったので、「本当に注意」するようにしましょう。
※強盗というよりは盗難ですかんね笑 インスタに状況をより詳しく書いた投稿をしているので、気になる方はぜひ確認してください。
【凶悪②】ヨハネスブルグの恐怖体験
こういう体験は続くものです。筆者は早朝についたヨハネスブルグのバスターミナルでも恐怖体験をしました。
その【凶悪体験】は罵声でのチップ要求です。(凶悪というほどでもないけど…)
上述した通り、ヨハネスブルグのUberタクシーの乗り場は分かりづらいです。特に初見で指定した場所をドライバーに変更されるような状況ではなおさらです。
筆者がそのポイントに向かってウロウロしている時に、現れたのが蛍光ビブスを着けた「自称スタッフ(タクシー乗り場までの案内人)」です。
実は、ヨハネスブルグのバスターミナル付近にはこういった人がたくさんいて、頼んでもないのに声を掛けてきます。最初は無視していたのですが、頼んでもないのに進行方向に向かって「筆者を案内しだすやつ」が現れました。
そして、タクシー乗り場に着いた途端「100ランド(800円ほど)」を寄越せと迫ってきました。
道中100Rとぶつぶつ言っていたのである程度予想はしていましたが、アホらしいので20Rだけ渡しました。そううると「俺には家族がいるんだ」とブチギレて罵声を浴びせてくるのです。
アホらしいので無視して車に乗り込み、ドアを閉めたあとでも窓越しにずっと「チャイナチャイナ」と言いながら罵声を浴びせてきます。
やがて、運転席に乗り込もうとしてドライバーに対して「お金を払え」と言い出したその自称スタッフ。すると、ドライバーが「なんで俺が払わなあかんのや?」とそれに応戦してしまいます。
二人の口論(バトル)を、車の中から眺めながら「もう勘弁してくれ。」と思う筆者。薄暗い朝のヨハネスブルグに二人の男の罵声が鳴り響きます。
最終的に、ドライバーが催涙スプレーを出してその自称スタッフに向かって掛けようとしたところで、試合終了になりました。(その後も車に乗ったら追いかけてきたんだけw)
男たちの怒鳴り合い(しかも原因は自分)を間近で見るのも、なかなか堪える体験でした。しかも20時間の移動で疲れたいたのも辛かった…
なので、こういった自称スタッフ(頼んでもないのに声を掛けてくるやつ)は基本見もせずに無視をしましょう。ヨハネスブルグのこいつはなかなかしつこかったです…
盗難や強盗など危険回避方法
このように、僅か数日の間に「割と身の危険を感じる」ような出来事に出会った筆者ならではの危険回避方法を紹介しますので参考にください。
中には、「そんな当たり前だよ」と思う人もいると思います。ですが、旅をしていると「当たり前のことが疎かになってしまう時期」が絶対に来ます。
どういうことかというと、自戒と後悔の念をここに記させていただきたいということ…
- 危険エリアではスマホを出さない(当たり前)
- キョロキョロして歩かない(意外と大事)
- 異変があればすぐにダッシュ(結構大事)
- 声を掛けてくる人についていかない(当たり前)
- 護身グッズを用意(個人的にほしい)
スマホは出さない
まず、どんな旅人でも注意しているのが「スマホを出しながら歩かない」というものです。
今回の筆者のケープ・タウン事件も、まさにスマホでGoogleMAPを見て歩いていたのが原因です。
一応筆者はバスターミナル前が危ないと知っていたので、その前に差し掛かるときはポケットにしまっていました。
それでも、遠目から「持っていること、仕舞った場所(右ポケット)」が奴らに見えていたのでしょう。そこを狙われたのです。
「こいついけるな」と思わせるのが一番危険ですので、どうしてもスマホを出さざるおえない場合は、「両手で握り閉めて歩く」など工夫を凝らしてください。
「あ、こいつ警戒しているな?」と相手に思わせることが大事です。
キョロキョロして歩かない
「キョロキョロして歩かない」というのも案外大事です。
筆者は名残惜しいケープ・タウンの町並みを目に焼き付けようと、凄くキョロキョロして歩いていました。
キョロキョロしていると「相手に集中力がないな」と思わせてしまうのです。どういうことかというと「油断」が見えるということ。
逆に堂々と歩いている人は奴らも手を出しにくいので、目的地付近ではまっすぐ胸を張って足早で歩くようにしてください。
異変があればすぐにダッシュして逃げる
「異変を感じたらすぐにダッシュして逃げる」これはとても大事です。
旅慣れてくると「危険に対して無頓着」になる部分が出てきます。
今回の筆者の場合は「はいはい、いつもの物売りね。お前らなんかに負けないぞ。」みたいな変な慣れが出てきてしまい、奴らが寄ってきても逃げずに普通に無視する感じで歩いていました。
そのせいで、異変を感じた時にはスマホがなくなっていたのです。少しでもおかしいなと思ったら「近づかれる前に走って距離を取る」事ができれば物理的に盗まれることはないでしょう。
なんだか、こっちがわざわざ走るのもムカつく事はあると思いますが安全第一です。
声を掛けてくる人についていかない
「声を掛けてくる人についていかない」これは鉄則です。
アフリカなどを旅する中で、向こうから声を駆けってくる人は基本的に詐欺師(何かを取ろうとしている人)だと断定して対応しましょう。
正直声を掛けてくる人は後を立ちませんし、自分の進行方向に先に進み「あたかも自分が案内しているように」してくるやつもいます。
そういう奴らは、随時話しかけながら歩いてくるので注意が必要です。何も言わずに無視し続けても着いてくるようでしたら走って逃げるようにしましょう。
良くわからないチップなどを要求されてしまいます。
護身グッズ
これは番外編ですが「護身グッズ」を持っているのもよいでしょう。
南アフリカでは、警官やタクシードライバーが催涙スプレーを持っていてそれを向けると大体相手は離れていきます。(向けるのを辞めるとまた近いてくるので上手に威嚇しましょう。)
彼らの距離感の取り方は常識では考えられない、近づき方をしてくるので相手を突き放す護身グッズがあれば越したことはありません。
筆者は個人的に催涙スプレーがめちゃくちゃ欲しいです。
ここまで、南アフリカのケープ・タウンからヨハネスブルグまでの移動方法とその注意点を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
南アフリカは喜望峰やテーブルマウンテンにライオンズヘッド、エリザベスポート、ヴィトリア、ワイナリーなど美しい自然と歴史を感じられるスポットがたくさんあります。何より、アフリカ随一の発展した先進国です。
日本にも引けを取らないほど発展している、素晴らしい国ですのでぜひ危険なところには注意しつつ旅行を楽しんでください。